11月16日(水)は、ヤブツバキ探訪隊による高爪山(標高431M)登山でした。
当初の予定日(8日)が悪天候だったため、1週間延期し、満を持しての決行となりました。
249号線沿いの高爪山神社鳥居に集合した頃(10:25)には、予報通りの晴天となり、つづら折りの山道を山腹の駐車場へ。
登山口に用意されていた杖を拝借。(登山道はかなり急峻なので杖なしでは無理)
10時45分、竹が生い茂る山腹から登頂開始
登山道を示す道標
往年の山男3名
木漏れ日の中、頂上を目指します。
木の間越しに見える紅葉
手のひらより大きな朴の木の実
上にはどんどん先を行く一番元気な山男
椿の木は一本もありません。
下からはゆっくり登ってくる往年の山男たち
最後の胸突き八丁。
頂上には風雨に晒されてボロボロのブルーシートに覆われた無残な奥宮が。
それぞれのペースでゆっくり登ったので全員到着は11時半。所要時間45分!
頂上の大ケヤキ。幹周り4尋。
熱い紅茶とブランデーケーキで一服。
ほんの一部だけ生きている大きな朽木。青々しているのはキヅタ。
土台からずり落ちてしまったお堂。
元の土台から大きく外れて立てられた仮の支柱。
常緑樹に遮られる山頂からの眺望。生い茂る樹々の間から、かろうじて海が見えます
正午の時報を聞いて下山開始(12:10)
こんな急な崖を登ってきたのかと、たじろぎながらの下山
重なった落ち葉で滑りやすい下り道
なぜか枯れ葉の上に大量に落ちている緑の枝葉。
ゆっくり足元を確かめながらの下山
林道から見える山頂
ヒノキの幼木を確認
登りも下りも大いに助けてくれた杖を返却。
昼食のため立ち寄った富来漁港。
天然の良港として昔から栄えたのでしょう。スケールの大きな、立派な港にびっくりしました。
帰途、あらためて眺めた登攀したばかりの高爪山の山容。さすが能登富士、なかなか立派です。
頂上の社は高爪山神社の奥宮と思い込み、中を確認しませんでしたが、観音像が安置されていて、大福寺の観音堂を兼ねていることを、帰宅してから知りました。外にはしめ縄が張られていましたから、全くの神仏混淆。明治維新前のおおらかな信仰が残っているようです。