珠洲ヤブツバキ Suzu Camellia Japonica

活動日誌

Activity diary

ヤブツバキ探訪番外編「幻の真紅・猿山岬の椿」H290405

20年前、雪割草を見に行った門前町猿山岬で、強烈な真紅の椿と出会いました。その椿を確かめたくて、ヤブツバキ探索隊メンバーに同行してもらいました。好天に恵まれ、雪割草が満開でした。早春の猿山岬を御覧ください。
珠洲から1時間半、門前町猿山岬雪割草群生地に到着。

まず迎えてくれたのがキクザキイチゲ

絶景。海の色を御覧ください。空との境が淡く霞んで、まさに早春です。

群生地へのアプローチを歩きだしてすぐに、崖の上に、雪割草を見つけました。

崖上斜面に色とりどりの雪割草。

こちら、崖下にも。

足元にはタチツボスミレ

紺碧の海。すばらしき青のグラデーション。

芽吹き前の梢。山の色が変わり始めています。

記憶通りの真紅の椿

他にはない特別な深い赤。ビロードの様です。

花数が少なく、高い位置に咲いているので、これが精一杯。

駐車場の料金所に常備してあった杖に気づかず、途中で杖を譲っていただいて、猿山岬灯台へ到着。

雪割草群生地のコース案内。通行止めになっていて、歩けないコースがあり要注意です。

一面白色の雪割草。盗掘が問題になった一時期、色鮮やかな雪割草が被害にあった?

現在地D地点から休憩所のある左手G地点へ向かいます。

イノシシが掘った穴。標的は雪割草ではないようですが。

斜面を覆う雪割草。

かなり急峻な休憩所間近。高爪山登攀を思い出します。杖を譲ってくださった方に感謝!

G地点休憩所。これより上は通行止め。猿山(332.5M)の頂上ではありませんが、三方が海です。

観察コース沿いの雪割草

薄いピンク

濃いピンク

キクザキイチゲと雪割草、純白の競演。

萌え始めた春草

絨毯のように斜面を覆う花々

可憐

白い絨毯

生命

いっせいに

地上の星

帰途、もう海の色が変わっています。

灯台まで降りて、これから観察路を登る人たちに「頑張って!」と声掛け。

駐車場まで登ったり、下ったりの帰路

断崖を形成する岩。

岩の上部50センチ程が表土。

これは根でしょうか。幹でしょうか。

こんな風にへばりついているのです。

奇っ怪な樹根。どこまでが岩で、どこから樹なのか判別不能。

最後のひとがんばり

スミレもびっしり。

振り返って望む灯台。2時間ほどの間に、30名ぐらいの方と出会いました。ウィークデイの昼日中、いずれも穏やかな表情の素敵なシニアばかり。

キクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)と並ぶ小さな花はオオユリワサビ

キンキエンゴサク。駐車場で。

10年前(2007年3月25日)の能登沖地震で被害を受けた門前総持寺の山門。曳き家修理中です。

「雪割草の見頃はもう終わったのでは」と言いながら出かけた猿山岬でしたが、料金所のスタッフの方の「山じゅう、絨毯のようですよ。最高の日です。」との案内通り、すばらしい雪割草の群生でした。

ご参考のために散策マップです。