毎度、「連理」で大騒ぎしておりますが
白居易の『長恨歌』で詠われている「在天願作比翼鳥、在地願為連理枝」
（天に在りては願わくは比翼の鳥となり、地に在りては願わくは連理の枝とならん）という、玄宗皇帝の楊貴妃への愛のことばを知ったのは、高校の漢文の授業でした。
「白髪三千丈」と、何事もオーバーな表現をする中国のことですから、「連理の枝」も、「比翼の鳥」と同様、ずっと架空のものだと思い込んでいました。それが、珠洲ヤブツバキプロジェクト協議会のブログ記者として、探訪、観察に同行するようになって、この夏はじめて「連理の枝」を見つけて、実在していることに驚き、大騒ぎしているわけです。樹木たちのたくましさ、繊細さには、毎回感動しています。