時雨模様が続き、足止めとなっていたヤブツバキ探訪を、好天という予報につられて久々に再開。
開花シーズンに入り、旬の椿は鮮やかな紅色で迎えてくれました。
1)馬緤町旧家のヤブツバキ大木
旧家裏手。昔の馬緤小学生の通学近道。昼なお暗い山道は、マムシの巣窟でもあり、怖かったとのこと。
樹高8M? 樹下は落椿で真っ赤。
幹周りの測定は規定の地上130センチ。胸の位置ですが、ここで細くなったり、枝分かれしたりで、条件は不定。
さて、測定値は?
足下の悪いところでも果敢に測定
庵の横手。階段を上がる
またしても墓地
一人では足を踏み入れたくない感じ。
墓地を囲む椿林
かくの如き幹になっても、花は咲いている
3)馬緤町民家近くの大木。
大木なれど、向こう側はウロ。言わば半身。
それでも枝ぶりは見事。
こちらは、根本から何本もの幹が立ち上がっている椿
樹木の寿命を考えた場所でした。
4)木ノ浦海岸
日本一低い?樹高のヤブツバキ
険しい岸壁に張り付いて、よくぞまあ。
5)三崎町松森神社
三崎の人も気づかない松森神社の椿。
落葉広葉樹と椿の明るい林。珍しい植生だそうです。
枯れた木の幹をびっしり埋めたキノコ
周囲は開墾された?農地で、樹木は社を囲む社叢だけの松森神社。松の木はなし。
好天という予報は外れて、終始、時雨れの中での探訪でしたが
落椿が木の存在をしらせてくれるので、楽しめました。
昔から、人々の暮らしと共にあった、珠洲のヤブツバキの特殊性を再確認した椿めぐりでした。