絶好のお天気に恵まれた観察会下見(10月27日)の天候とはうってかわり、本番当日は予報通り雨。それでも小雨に煙る大谷峠の紅葉は見事。
海の色も、冬の北陸特有のモノトーンです。
空も海も山も厳しい冬の到来間近を実感させ、気が引き締まります。
大谷エスカルゴ道路からの紅葉
本日の観察地の馬緤町は、昔は揚げ浜塩田が盛んでした。今も伝承される労働歌「砂取節」は、この大谷の砂浜から馬緤の塩田まで舟で運ぶ作業を歌っているそうです。岩場を乗り越えた砂はキメが細かくて、塩の生産量を増やすのに重要な役割を果たしていたのです。
これは砂取りの浜とは違います。砂の違いがお分かりになるでしょうか。
外浦を訪れるたびに違う表情で迎えてくれる日本海。撮らずにはいられません。
午後の新嘗祭の準備で、集落の皆さん総出で春日神社の境内をお掃除されていました。この神社の後方の山の中腹に奥宮があり、その近くに樹高を測る予定の大椿があります。
会場の「大崎塾」前の海。
朝早くから昼食の準備をしてくださっているご婦人たち。「ゼンマイの白和え」を味見!
早咲きの椿が珠洲焼の花入れに活けてありました。
会場の「大崎塾」
観察会受付
オリエンテーション
伊藤浩二先生(金沢大学里山里海プロジェクト特任助教)のガイド講座。
10時頃から雨が小ぶりになるという予報なので、観察後の予定だった講座を先に。
いよいよ観察会出発。
雨合羽、傘必携。
目指すは大崎塾の後ろの山
山の斜面をこんもり覆う椿林へ。